細羽強のしあわせの投資学〜自由な人生を生きるために②
株と投資信託の違い
こんにちは。細羽強です。
今回は、投資に対する不安をとりはらえるよう、お話ししていきたいと思います。
投資と聞くと、少し怖いと感じる人が結構いるのではないでしょうか。
誰もが最初は知らないことですので、当然かと思います。
株(※1)と投資信託(※2)の違いがわからない方も多いと思います。
※1株とは、会社の一部分を売買することができるもの。株を購入すると株主になれる。資産を直接会社に投入し社長に運用してもらう制度。投資先会社にもよるが当たりはずれが激しい。配当金、株主優待がもらえる会社もある。手数料については後述。
※2投資信託は投資するための資産を目的や手法ごとに投資のプロに運用してもらえる仕組み。みんなのお金を複数分散して投資するため安全ではある。購入時と運用期間についても手数料が発生。
しかし、投資は最終的には儲かると漠然と考えて本や雑誌などを読みあさり、「よし、いざ始めてみよう」と思っても、周囲に詳しい人がいないため、
「誰に相談していいかわからない。細かい疑問を突っ込んで聞くこともできないし、そもそも話題にならないんです」
という不安や恐れから、動くこと自体面倒になり、
「どうせ今までやってなかったから、別に無理に始めなくてもいっか」
と、思い至り、モチベーションを維持することができず、投資をやってみようと考えること自体忘れてしまう人が多い気がします。
そんな時は、なぜ投資に興味を持ったか、初心に戻ってみてください。
銀行預金は、現在、普通預金で概ね年利で0.001%。つまり、100万円預けても、1年間で100円にしかならない。これを聞いて当たり前だと感じるのはだいたい若い人です。少し高年齢になってくると、金利自体に「諦め」をもっていたり、受け止め方は生きてきた年齢や時代によって異なりますが、せっかく働いてもらったお金です。増やす機会があるのなら、試みてもよいのではないでしょうか。
一番手っ取り早いのが株式投資ですが、落とし穴や持つべき心得は当然あるわけで、今日はそのあたりについて書いていきます。
株式投資の落とし穴と心構え
まず、1度も株式投資をしたことがない人から聞かれることは、「どうしたら株を購入できるのか、まず何をしたらいいのか」ということです。実際に興味があり、ある程度下調べもしたのなら、1度興味のある会社の株を購入してみて、株主になることを実際に体験されることをおすすめします。その理由は、購入すれば会社から株主と認められることが自信につながるからです。会社から自分の存在を認めてもらうのは気持ちの良いものですよ。
株を購入し、取引するためには、まず証券口座を開設する必要があります。証券会社には、インターネット特化型とリアル店舗中心の証券会社があります。道を歩いていて、看板が出ている証券会社に入って、「株を買うにはどうしたらいいですか?」と尋ねれば、担当者が手取り足取り教えてくれて、口座を即日開設することが出来るだけでなく、その日のうちに株を購入する、という目的を達成させてくれるでしょう。
しかし、マンツーマンで口座開設と購入方法を指導してくれるわけで、短時間の家庭教師を雇ったようなもの。当然、その分の人件費はとられるわけです。購入の手数料はネット証券の約10倍、取引額の1%とみておくといいでしょう。そうはいっても、初心者には、お勧め銘柄も教えてくれますし、資産が多いと思われた場合は、証券会社の方から、
「取引をしていただきたいのです」
と、金融商品の提案もしてきます。ユーザーにとっては、まさに至れり尽くせりですので、目的が株式の購入そのものの場合は、良いと思います。
しかし、もし株で利益を上げたいのならば、取引コストの削減は、利益に直結するので、長期的に見ると、ネット証券の方が圧倒的に有利です。ネット証券は値下げ合戦の時代に入っているので、1日あたり、100万円までは売買手数料が「無料」という証券会社も結構増えてきているので、「株主を体験してみよう」という方には、合っていると思います。
証券口座の手続きを自分で調べて行うことは面倒かもしれませんが、勉強になりますし、取引手数料がゼロ円〜0・1%程度であることを勘案すると、対面型の証券会社の手数料と比較すれば、知識が増えるだけではなく、浮いたお金は自分へのご褒美のようなものです。知識が増えると、以後すべて自分で行えるため、やらない人との差はどんどん拡がっていきます。
ざっくり説明すると、ネット証券の口座解説の方法は、希望する証券会社のホームページに行き、①新規口座開設をクリック②必要事項(アンケートなど)を入力③本人確認書類の提出④審査⑤口座開設完了、という流れになります。証券会社によっては即時開設できるところもあれば、2週間程度かかるところもありますので、そのあたりもよく説明を読んでおきましょう。
自分で行動することにより安く上がるのは何事も同じです。
儲けを出すのであれば、人の言う事を信じることなので、金銭的な利益にはならなくても行動そのものが良しとされるのでしょうが、
利益を上げようとするならば、自分で考えて主体的に行動出来るようになる必要があります。
投資先の会社から株主として感謝されるのは、自分の行動が認められた感じがするため、投資している実感がわいてくるはずでしょう。
貯めるのは早ければ早い方が、資産を増やそうと思えば早く決断する方が所詮複利である為、相対的にその後の増え方にも影響を及ぼします。
では、次回はいよいよ、私と一緒に株を購入してみましょう。【続】