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細羽強のしあわせの投資学〜自由な人生を生きるために④〜10万円を握りしめてミニ株購入

FINANCE

 

株式投資はしあわせになる手段のひとつ

みなさんこんにちは。いつの間にか師走となりました。1年は早いですね。

前回までのお話で、株=資産として、株価を下に、日々売買されているのが、株式であること。自らの資産価値成長を目的に、最善の選択肢を選んで行動しようとしている人にとって、手段のひとつとして株式投資があることを理解してもらえたと思います。

ここでみなさんに、なぜ私が株を生業にするようになったかを少しお話させていただきたいと思います。みなさんに、株やお金について、真剣に考えてほしいからです。

私が八歳の頃の話です。時、あたかもバブル真っ盛り。私の祖父はよく、

「もし1億円あれば、5%の金利がつくので、年間に500万円入ってくる。一生、食べていける」

と、話していました。

当時は銀行預金の金利も高く、お金を1億円稼いで貯めれば、働かなくとも生活不安はないと多くの人が真剣に信じていたのだと思います。

私は、愚直にも、「1億円貯めれば、働かなくてもよいのだ」と考え、どのようにしたら1億円の貯蓄ができるのだろうかと思い始めました。サラリーマンだと年間500万円稼いでも、20年かかってしまいます。当時は子どもだったので、税金はおろか、生活費がかかることを一切考慮せずにした計算です。

働くってなんだろう?

それでも、現実的ではないし、「そもそも、働くってなんだろう?」などと思い巡らせたりして、あまりよくはわかっていなかったのですが、新聞の株価欄などを見て、「安く買って高く売るといいのかな?」と、漠然と考えていました。少し(だいぶ)変わった子どもだと思います。

そんな中、決定的な事件が起きました。

私が小学5年生の時です。運動会のかけっこに出ることになりました。6人が一斉に走り順番が決まります。私は、かけっこが得意ではなく、普段の体育の授業でも4位が限界だったので、「これはビリになってしまう可能性もある」と青くなりました。そこで自分を奮起させようと、

「1位だったらゲームソフト1万円、2位なら5千円、3位でも3千円分買ってほしい」

と、母に頼み込みました。母も私の運動能力をわかっていたので、割と簡単に了承してくれました。

そうして迎えた運動会当日。私は予想通り6位で走っていたところ、前を走っていた5人全員が転倒するというアクシデントが起きました。結果、ビリだった私が1位になるという幸運に恵まれたのです。

また、新聞をよく読むと自然と広告にも目が行っていたせいか、消費者としていろんな物に価格がついていて、どの商品がどのくらいが適正な価格なのかを知るきっかけになっていきました。とくに当時大流行していたファミコンソフトは毎週いろんなおもちゃ売り場や中古ショップが扱っていて、当然に興味のあるものだったので価格は覚えやすく、当時は全ての中古価格をほぼ記憶していました。

適正価格を常にチェック

ある日、ファミコンソフト、松本亨の株式必勝学2が5980円でトポスと呼ばれるディスカウントストアのおもちゃ売り場に並んでいて、たまに980円程度のソフトをおねだりして買ってもらっていたので、これをおねだりしたらさすがに引かれるだろうと思い黙っていましたが、その2週間後に1980円に値下げされていて、母に、このゲームソフトの売り場は毎週確認しているけれども、この価格だと来週末に来た時には売れてしまっている。お願いします買ってくださいと、母に完全に頭を下げて(当時おねだりしていたものとしてはかなり高額だったので)なんとか説得してもらって購入し、用語や売買の基本などシミュレーションとして体験しました。

これが私の子ども時代の大きな転機となります。

そして、「大人になったら株をやるんだ」と、考えながら、本屋で経済誌の立ち読みばかりしていました。そうして東京の短大に入学して、池袋でひとり暮らしを始めました。10万円を握りしめて大和証券に行き、「ミニ株」と呼ばれる、売買単位をひと桁落としてくれる方法で、念願の株式(セガ・エンタープライゼス)を初めて購入したのは、その一週間後のことでした。

その後、バイトなどでお金を稼ぎ、保有株式を増やしていき、社会人になってもコツコツ増やす方法を覚え、今に至ります。私は変わった子どもだったので、みなさんの参考にはあまりならないかもしれませんが、子どもの時から、お金や株、働くことについて、考えてきたことだけは確かです。

次回は、実際に株を始めたみなさんに向けて、「今、株が安いのか?」をテーマにお話させていただきます。【続】

 

細羽強

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個人投資家 1977年生まれ、岡山県出身。地元の信用組合勤務を経て、専業個人投資家に。2019年11月、赤ちゃん誕生。パパとしての喜びを日々かみしめ、娘とま...

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