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新型コロナウィルスに感染して〜医療崩壊を煽る前に〜

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私は本サイトにコロナ関係の書籍の書評を不定期で執筆しているが、最近、新型コロナウイルスに感染してしまった。そこで、編集部の依頼を受けて、私の体験記を記すことにした。

新型コロナウィルスの感染拡大にともなって、私のような感染者は増えている。少しでも、その人たちにとって情報を提供できればと思ったからだ。

突然、強い寒気に襲われる

発症までの経緯であるが、19日午前中に仕事していて、強い寒気を感じた。

夕方から、友達との会食を予定していたので帰宅して、体温を測ったところ、373の微熱であったが、大事をとり、その友人に連絡して会食はキャンセルして自宅療養を始めた。

翌、10日は寒気や微熱もなくなり、通常の季節性の風邪かもと思ったが、勤務先からコロナの疑いがあるから神奈川県の新型コロナウイルス感染症専用ダイヤルの問い合わせを勧められて、問い合わせした。しかし、375分以上の熱や激しい熱がないから『様子を見てほしい』と言われた。

別の知人からオンライン診療を勧められたので、オンライン診療も受けたが、同じように『様子を見てほしい』という診断だった。その後、体調には変化もなく、翌日11日も仕事を休み自宅療養して、12日からは仕事再開を考えて準備していた。

ところが12日に、仕事の準備をしていたところ、4日に都内で開催された「ワイン会」に一緒に出席し、体調を崩していた友人から「PCR検査の結果、新型コロナウイルスの陽性反応が出た」と連絡があった。(このワイン会では参加者20数人の内、私を入れて5人の陽性者が出た。主催者は換気や人数配分や手指消毒等の感染症対策していたがこの結果を見ると残念と言わざる得ない)

ワイン会で感染? 陽性それとも陰性?

この連絡を受け、自分もPCR検査を受ける必要があると判断して、自宅近くにある発熱外来クリニックに電話連絡して事情を説明したところ、

「PCR検査を受けれるが検査結果が出るまで4日間は自宅療養待機して欲しい」

という事だった。

了解してその日夕方にPCR検査を受けた。すると、翌13日ぐらいから375ぐらいの発熱と頭痛と咳が出始めた。そこで、クリニックに電話連絡して解熱剤等を処方してもらった。数日間、そのような状況の中、インターネットで取り寄せた抗体検査キットを使用すると、陰性結果が出た。

だが16日朝にクリニックから連絡があり、PCR検査結果が陽性だと連絡があった。

ショックと言うより仕方ないと言うのが第一印象だった。これまでの体調不良やPCR検査はSNSに公表していたので、SNSにもPCR検査結果の陽性を公表した。

多くの読者の方々から、お見舞いや同情のメッセージ等を頂いた。さらに友達の中には自宅まで血中酸素濃度計のパルスオキシメータを持って来てくれた方や飲み物や食べ物やサプリやマスク等を送って来てくれた人などが多数おり、心から感謝したいと思った。

感染していたらどう責任をとるのか、と罵倒

ただひとりだけ発症前の8日に面会した人物から散々、『もし感染したらどう責任をとるんだ』と罵倒され、いくら説明しても理解してもらう事は出来なかった。仕事先や関係先に電話連絡等していたら、保健所から聞き取りの電話があった。私的には強面の聞き取りと想像していたが、意外にも親切な感じの女性の方からの聞き取りであった。

保健所は4日に参加した感染源と思われるワイン会より、発症前の2日間の動向を中心に聞かれ、濃厚接触者の方には「体調不良の際の専用ダイヤル」を教えてもらった。そして19日までの自宅療養の指示を出た。

ひとり暮らしの為、食事等の手配も神奈川県がしてくれるそうだが、ウーバイーツ等をすでに利用していたので辞退した。私の体調についてだがPCR検査の陽性判明以降、熱は平熱になり、頭痛もなくなった。ただ咳はかなり酷くなっており、血中酸素濃度も基準値より低くなり、かなり注意を払った。

クリニックから咳や気管支関係の薬を処方してもらい、自宅療養に励んだ。結果として19日には咳や血中酸素濃度も改善されて、神奈川県から自宅療養解除指示が出た。その後も大事をとり21日まで自己判断で自宅療養を続けた。22日より少しずつ仕事再開している。ただ現在も呼吸等にも不安がある。さらに今後、新型コロナウイルスの後遺症の懸念もある。

軽症でも、不安や危機感は残る

今回、新型コロナウイルスに感染したが私は軽症の軽症だと感じており、熱も高熱が出なかった事が非常に幸福だっと思われる。一部では新型コロナウイルスをただの風邪だと主張している人達がいるが経験者として、やはり軽症の軽症でも肺機能に影響が出たりするので、ただの風邪ではないと断言する。

さらに私の場合は自宅近くに発熱外来があり、電話での診察や治療薬等の処方もしてくれたが、別に感染した知人はなかなか診察してくれる医師が見つからず、解熱剤すら手に入れるのに苦労していた。

日本医師会の幹部等らは連日、医療崩壊の危機を煽る発言をメディアなどでしているが、解熱剤すら処方してもらう事が出来ない自宅療養者の事を少しは考えているのだろうか?

その知人は最終的にはオンライン診療で解熱剤等を処方してもらったという。オンライン診療なら感染リスクもないのだから日本医師会も積極的にオンライン診療で自宅療養者への対策するべきではないだろうか。

こういう基本的なことを考える人達が、日本医師会や自治体や厚生労働省にもほとんどいない事に非常な危機感を感じざる得ない。

川添 友幸

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川添友幸(かわぞえ・ともゆき)  1978年神奈川県生れ。明星大学大学院博士課程前期修了(教育政策) 教育産業に就職し2013年に退職して独立して教育コンサ...

プロフィール

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