コロナ特集〜⑤「自見英子前厚労政務官に聞く〜コロナ対応で感じた政府広報の課題と今後」
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課題はリスクコミニュケーション
ネット上の誹謗中傷や根拠のない噂について深く考えるようになったのは、自殺した木村花さんの事件がきっかけです。ダイヤモンドプリンセス号でも実態と乖離した話がひとり歩きしましたが、これは、政府側の広報の問題も大きかった。乗客とのコミュニケーション方法が上手くとれていればもっと違ったのではないかと反省しています。
例えば、ソフトバンク社から2000台の携帯電話をクルーズ船の客室への情報ツールとして寄付してもらい、LINEを使用して健康相談やお薬の相談、手指衛星などの動画提供を行いました。しかし、いま思えばZOOMのような機能を使って、相互交流の意見交換も出来たのではないかと思います。また、専門の広報官を置くことで、国民の皆様に随時、状況説明することもできたはずです。日本の行政全体に言えることですが、大臣の発信力に頼るだけではなく、組織としての広報を国民の安心のためにやる必要がある場合、個別の省庁では限界があると感じていました・・・(「Daily WiLL Online」 2020年11月24日掲載)
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