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コロナ特集④〜【中央区保健所長に訊く】「会話時もマスクで家族を守ろう」

INTERVIEW

緊急事態宣言再発令

1月7日、作年4月に続き、2度目の緊急事態宣言が発令された。この日、東京では、過去最多の2247名の感染が明らかになった。期間は1月8日〜2月7日までの一ヶ月間。

政府は、コロナ封じ込めと経済対策を両立させるため、業種は飲食店に限定し、営業時間短縮に応じた事業者に対し、協力金を支払うと強調した。しかし、多くの飲食店は、未だ昨年の大打撃から立ち直れていない。再度の「営業自粛要請」に、筆者の住む新宿区の個人飲食店では、「休業」どころか「廃業」や「一時撤退」を決意した店も少なくない。残念なことに、その傾向は、「良い食材」を使い、「手間暇をかけて」、美味しい食事とお酒を提供しようと頑張っていた店ほど強いのだ。

新宿区同様に、区内に多数の飲食店を抱える中央区保健所長の山本光昭所長は、「感染源として飲食店ばかり取り上げられるのは遺憾。区内の大半の飲食店は、感染対策を徹底している」

と、前置きした上で、店の中でマスクなしで話さないなど、客側の自覚と行動が必要だと、客側の意識変革を促した。

ひとりひとりが意識を変える

思い当たる節があるのは、筆者だけではないだろう。店内に入ると、2〜3名に人数こそ絞っているが、マスクホルダーにマスクを入れて、普通に飲み食いをし、アルコールを摂取しながら、通常時同様に「おしゃべり」を楽しんでいたからだ。

「若くて、持病のない自分たちは、コロナに罹ったとしても死ぬことはないし、症状も風邪程度だろう」

と心のどこかで考えていたのだと思うが、そうした行動が感染拡大に繋がっていたのだと深く反省しなければいけない。

とはいえ、「マスクなしの会話」や「無言の食事」は、辛いものがある。しかし、大事な家族に感染させないためにも外での人との会話時のマスクは、我慢して徹底させるべきだと山本所長は言う。

「外からウィルスを持ち込まないように家族全員が意識すれば、家ではマスクをつける必要はありません。むしろ自宅の中が『安らぎの空間』となり、ストレスを解消することができます。結果免疫力がアップする可能性すらあるのです」

コロナを封じ込める手段が見つからない以上、国民ひとりひとりの意識でできる最低限の行動をする。その武器が「1枚のマスク」ですむなら、私たちはもっと自らの行動に対して敏感にならなくてはいけない。(文責・編集部)

 

 

 

 

山本 光昭

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山本光昭(やまもと・みつあき) 神戸大学医学部卒。医学博士。旧厚生省に入省後、横浜市の保健所で集団予防接種や健診、疫学調査などの公衆衛生実務を経験。茨城県保...

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