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よく聞き給え。これが妊娠だ…!! 〜まりこの妊娠悪阻闘病記③〜これが、つわりというやつかの巻

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みなさまこんにちは。

出産を控え臨月に突入した、フリーアナウンサーの池田麻里子です。

今回からは、実際の私の妊娠悪阻(にんしんおそ)闘病記を時系列でお伝えしていきます。

思い出したくもない苦しみの数々ですが、少しでも現在妊娠悪阻で苦しんでいる妊婦さんやご家族、妊婦を厄介者扱いしている社会に対して理解が少しでもされたらという思いで書き進めて行きますね。

妊活と妊娠発覚

2019年2月に現在の主人と入籍し、4月には結婚式や披露宴を済ませ、新居への引っ越しに夏には新婚旅行と、非常に慌ただしい昨年でした。

一通り結婚にまつわる行事を済ませると、今度は自由に仕事をしている夫婦として、今後の仕事の仕方や軌道修正など、必然的に仕事に集中していったわけです。

が、ふと思うわけです。

そういえば、子どもどうしよう?

私はもちろん子どもはほしいし、主人も欲しいと言ってはいるけど、いつ頃を考えているんんだろう?

というか、私は既に高齢出産の年齢。

仕事もあれこれ展開したいけど、子どもはいつ授かれるかわからないし、妊活を始めたほうがよいのでは??

「まりちゃんは元気で実年齢より若いんだから、焦らなくても大丈夫だよ」と言う呑気な主人をなんとか説得し、ブライダルチェックを医療機関であれこれ受診し、お互いの身体に問題が無いことがわかって一安心。

効率よく妊活を進めるためにアドバイスなどいただきながら、スタートした妊活2ヶ月目ほどで結果的に子どもを授かるという非常に恵まれた妊娠スタートでした。

と、さらっとまとめましたが、実際に妊娠が発覚するまでには色々ありました。

まず、妊娠発覚1ヶ月ほど前にインフルエンザに私が罹患しました。

「うわ〜、インフルか、、、今回も妊娠は難しいだろうな。。。高熱で子宮の中もめちゃくちゃだろう。。。」と思っておりました。

一方、主人は「いや、このインフルを乗り越えて強い子を授かっている気がする!」と。

底しれぬ前向き具合です。

いずれにしても、そんなに簡単に子どもって授かれるものなのかという疑問もあり、引き続きタイミングをみて妊活かな、と思っておりました。

そして、インフルも完治し、年末だったこともあり忘年会シーズン真っ只中。

普段からアルコール大好きな私は、インフルにより妊娠はしていないと勝手に判断し、あれこれ仕事先の忘年会に顔を出しては飲んだくれておりました。

そして、年末から年始にかけてはアメリカに単身赴任している義父の元へ、義母や義弟、更には私の両親も含めて家族総出で旅行へ。行きの飛行機ではワインやビールで「乾杯!♪」と陽気に皆で過ごしておりました。

アメリカ滞在中も義父の盛大なるおもてなしの毎日で、観光にあちこちへと飛び回り、ワイナリー巡りなんかもしておりました。

しかし、ふと滞在半ば頃から身体に異変を感じたわけです。

なんだかお腹が張っている気がする・・。

というか、倦怠感が・・。

普段規則正しい生理も遅れている・・。

とはいえ、毎日あちこち移動しては暴飲暴食を繰り返していたので、単なる旅の疲れが後半に来て出てきたものと思っていました。周りも皆疲れてきているわけですし。

しかし、1週間以上に渡るアメリカ旅行の帰りの帰国便の中では、食事の時間になっても食欲が全くわかず、飲み物もアルコールを全く受け付けず、トマトジュースを飲んでいました。

そして、帰国までずっとなんだか気持ち悪さが続いてぐったりしておりました。正確には帰国して自宅に戻っても船酔いのような感覚が抜けず、相当疲労が溜まったものと思っておりました。

ただ、生理も遅れているし、念の為妊娠検査薬でチェックしてみようとお手洗いに入ると、一瞬で「陽性」反応が。

「え・・・?」と我が目を疑います。

あれ?インフル乗り越えたの?

この1ヶ月めちゃくちゃ飲んだくれてたけど、、、大丈夫なの?(汗

てか、飛行機で長距離移動したけど、平気なん?(汗

色々とこの1ヶ月の暴飲暴食や普段と変わらぬ自由な生活態度が頭の中を駆け巡ります。冷静に今一度検査結果を見ても、かなりはっきりと「陽性」が出ています。

そこでやっと、

「おおおおおおお!!!!なにはともあれ、妊娠している可能性が高い!!!やったーっ!!!!」と喜びがこみ上げてきました。

主人にも伝え、抱き合って飛び跳ねます。単純です。しかし、この喜びも束の間となるなどとは、このときは夢にも思っておりませんでした。

それからまず、数日後の最短で婦人科を予約しました。

ちゃんと受診しないと、本当に妊娠できているかわかりませんからね。

そして、婦人科受診までの3日ほどの間にも、私の体調はみるみる悪化してゆくのでした。

「これは、、、つわりというやつかもしれない。やっぱり妊娠しているよ。」

これが悪阻というやつなのか?

まず、あれだけ飲んだくれていたアルコール類が、想像するだけでも気持ち悪く受け付けない。もちろん、妊娠の可能性が高いので飲もうとはしないのですが、想像するだけで吐きそうになるなんて。

食欲も著しく減退し、食べたいと思えるものがどんどん減っていき、その時は「酸辣湯麺が食べたい」としか思えなくなっていました。

「妊娠すると酸っぱいものが食べたくなるとはこのことか・・・」と妙に納得していたのを覚えています。

そして婦人科を受診した結果、

「妊娠していますね。心音が確認できました。おめでとうございます。」と先生から。

「おおおおおおお!!!」と、夫婦で素直に感動しました。妊娠6周目。妊娠正式確定です。

驚くことにその時の赤ちゃんの大きさはなんと2.2mmとのこと。

え!!!2.2mmで心音て確認できるんだ!!!

と思いました。

にしても、小さっ!!!!

そのサイズなので、お腹にいる感覚は全く無いのですが、なにせつわりが日に日に悪化しています。

「つわりが辛いんですが、薬とかありませんか?」

と先生に尋ねるも、即答で「ありませんね」とのこと。。。

なんということでしょう。。。【続】

池田麻里子

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